佐々木洋輔
札幌市が招致をめざす2030年冬季五輪・パラリンピックに反対する市民らが21日、札幌市中心部でデモ集会を開いた。東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件にも触れ、「明らかなIOC倫理規程違反だ」「札幌市は今すぐ(招致活動から)撤退すべきだ」などと呼びかけた。
市民団体「札幌五輪対策室」が主催。6月に続き2回目のデモで、今回は約150人が参加した。札幌駅前で集会を開いた後、「汚倫ピック恥ずい」「政治とカネの災典」などと書かれたプラカードを掲げて出発。道庁や市役所前、大通公園周辺などを30分かけて「五輪いらない」「生活優先」とコールしながらデモ行進した。
参加した高校3年生の佐竹正徳さん(17)は「五輪ならどんなお金の使い方も許されるのか。汚職事件など不透明すぎて許せない」と話した。(佐々木洋輔)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル