笠原真
国内最大規模のマラソン大会、東京マラソン(東京マラソン財団主催)が5日、4年ぶりにコロナ禍前と同じ規模で開催され、3万8420人が東京都内を駆けた。昨年は主催者が沿道での応援自粛を求めたが、今年はそれもなくなり、多くの人がランナーらに声援を送った。
都庁前をスタートし、浅草や東京タワーなどの名所を巡って東京駅前でゴールするコース。都心の最高気温は13・1度で、穏やかな陽気の中、参加者らは思い思いのペースで走った。
コロナの感染拡大が始まった2020年大会は有力選手のみ。21年大会は2度の延期を経て昨年3月に規模を縮小して開催され、一般ランナーの登録は2万5千人に絞られた。PCR検査による陰性証明の義務づけや、65歳以上や基礎疾患のある人への自粛要請もあり、最終的な出場者数は2万人弱だった。
今回は、一般参加者の数をコロナ禍前の19年と同規模とし、海外からの参加者1万2千人も受け入れた。ランナーには大会10日前からの体調報告や2回の抗原検査による陰性証明、当日の検温などを求め、一定の感染対策をしながら開催した。(笠原真)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル