東京都は9月3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに211人報告されたと明らかにし、5日ぶりに200人台となりました。東京都の小池知事は、都内の高齢者に無料でインフルエンザの予防接種をする方針を示しました。 東京都庁で開かれた都内の感染状況などを分析する会議では、新型コロナウイルスの新規陽性者数の7日間平均は前週の225人から183人に減少したものの依然として高い水準だとして、今週も警戒レベルは最も高い段階が維持されました。 都内では引き続き警戒が求められる中、小池知事は新たな東京都の補正予算案を発表し、都内の高齢者に無料でインフルエンザの予防接種をする方針を示しました。高齢者の予防接種を促進することで医療提供の確保と強化を図り、医療機関への負担を軽減する考えです。対象は65歳以上の高齢者で、予防接種の実費負担分を東京都が負担することで75億円を盛り込む方針です。 ほかにも、高齢者施設でのPCR検査の支援のための費用に30億円、飲食店が掲示している「感染防止対策」ステッカーの点検や普及をするための費用に2億円などを計上しました。 東京都は総額3413億円の補正予算案を次の都議会本会議に提出します。
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