【動画】脱線した東北新幹線「やまびこ223号」の撤去作業=依知川和大撮影
JR東日本は20日、福島県沖であった最大震度6強の地震で脱線した東北新幹線の撤去作業を始めた。100人超の作業員らが、仙台方面の先頭車両(約43トン)を約8時間かけてレールに戻した。今後、1両ずつ作業を進め、撤去には少なくとも2週間ほどかかる見通しだという。
現場は、白石蔵王駅(宮城県白石市)から東京方面に約2キロの付近。東京発仙台行きの「やまびこ223号」が16日深夜の地震で緊急停車し、17両中16両が脱線した。乗客・乗務員78人にけがはなかった。
震源に近い区間では、電柱24本、高架橋などの構造物20カ所の被害が確認されており、那須塩原―盛岡間は終日運転を見合わせている。全面復旧の見通しは立っておらず、JR東は「相当の時間がかかる」とみている。(小川崇)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル