公立学校教員に残業代を支給しないと定め、「定額働かせ放題」などと批判される「教員給与特措法」(給特法)。22日には中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)で改正を視野に入れた議論が始まり、そのゆくえに注目が集まるなか、給特法をテーマにラジオ番組を制作している高校生がいる。彼女たちの目に、給特法はどう映っているのだろうか。
制作しているのは、宮城県立仙台第三高校放送部2年の井藤明凜さん(16)と、斎藤麻由香さん(17)の2人だ。全国高校放送コンテストで発表するために準備を進めている。
制作にあたり、現役教員や給特法に詳しい識者にインタビューを実施。文科省の担当者にも話を聞く予定だ。番組は7分ほど。教員の働き方をめぐる課題や給特法について、高校生の目線で考える内容にするという。
なぜ給特法というテーマを選んだのか。
井藤さんたちは当初、高校生…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル