多田晃子
水問題の研究をライフワークにしている天皇陛下は22日、東京都江戸川区にある閘門(こうもん)「荒川ロックゲート」などを視察した。水問題に特化した視察や関連施設への訪問は、即位後初めて。
荒川ロックゲートは、最大約3メートルの水位差がある荒川と旧中川の間を船が行き来できるように水面の高さを調整する施設。陛下は船で閘門内に入り、ゲートの開閉によって水位を調節する様子を、説明を聞きながらデジタルカメラや一眼レフカメラで撮影。一定になった水面を船で通過した。陛下は閘門の仕組みなどについて質問し、「色々見ることができてよかった」と話していたという。
その後、河川交通における関所や水運の歴史などを紹介した江東区内の資料館も視察し、「いい展示をしていますね」と話したという。(多田晃子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル