北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故を受け、国土交通省は10日、再発防止策を議論する有識者検討会で、小型観光船の事業許可を5年ごとの更新制とする方針を示した。更新時に国が安全対策や教育訓練などの計画をチェックし、安全意識の低い事業者は撤退させる考えだ。
方針は検討会でおおむね了承された。導入時期は今後、検討するという。
カズワンをめぐっては、昨年も2度、事故を起こし、運航会社が国の監査を受けていた。その後も運航管理者の対応や定点連絡といった安全対策が不十分だったとみられ、不適格な業者に対するチェックの強化が課題となっていた。
そのため国交省は、小型観光…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル