新型コロナウイルスの影響による長期休校を経て、各地で学校が再開され、給食も始まりつつある。再び休校となって食材が無駄にならないか。どうすれば安全に食べられるか――。前例のない事態に、現場では模索が続いている。
21日に学校が再開し、25日からは給食も始まった福岡市。にぎやかだった給食の風景は、様変わりした。
26日昼、福岡市立春住(はるずみ)小学校。この日登校した3、5年生にとって、3カ月ぶりの給食だった。
おかずを盛りつけるのは、給食当番ではなく先生だ。児童は間隔を空けて並び、自分の分だけ取って席に戻る。マスクをしたまま「いただきます」。そっとマスクを外し、みんな前を向いて黙々と食べ始めた。
教員は消毒や指導に忙殺
ある女子児童は「おいしい」と笑顔を見せつつ、「静かで、どこ向いて食べていいか分かんない」。
この日の献立は、がんもどきの…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル