当時2歳の長男の全身を敷布団で巻いたなどとして、暴行罪に問われた30代の母親の判決公判が17日、東京地裁立川支部(新井紅亜礼裁判長)であった。
判決などによると、被告は20年、東京都内の自宅で泣きやまない長男の全身を敷布団で巻き、約50分後に呼吸がないことに気づき110番通報した。その後長男は死亡した。警視庁は殺人容疑で逮捕したが、検察側は暴行罪で起訴した。
母親は公判で「長男が落ち着くと思って布団で巻いた。そのときは悪いこととは感じていなかった。母親として完璧とは言えないけど、精いっぱい子育てした」と訴え、無罪を主張していた。
死亡した長男を布団で巻いたのは、「子育て」なのか「暴行」なのか。記事の後半では、行き過ぎた子育てを防ぐための考え方を専門家に聞きました。
母親 「精いっぱい子育てしていた」
判決は、長男の身長(約80…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル