職場のホ・ン・ネ
技術者として大手メーカーに派遣されて働いています。派遣会社の定年でいったん退職しましたが、そのまま再雇用されました。派遣先は変わらず、同じ職場に通って同じ仕事を担っています。
定年後再雇用の60代派遣社員男性
それなのに、賃金が時給制に変わり、ボーナスが出なくなったことで、年収は2割以上も減りそうです。派遣会社は「常識の範囲内だ」と言いますが、納得がいきません。
年功色の強い賃金体系を採用している企業なら、そういう例があるのはわかります。若いころは賃金が低めに抑えられるかわりに、年齢が上がると、仕事の中身と比較して割高な賃金を受けとっているケースが多いからです。
しかし、私のような専門性が高い派遣社員の賃金は、スキルによって決まるものです。派遣会社は賃金を下げるなら、私の業務を軽くするように派遣先と交渉すべきです。(中部地方、60代男性)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル