浜松市西区の私立認可保育園「メロディー保育園」の保育士17人と栄養士1人が女性園長(49)らからパワハラ、セクハラ、マタハラなどを受けたとして一斉に退職届を出したことが13日、分かった。
保育士側は11日に、代理人弁護士を通じて園長に退職届を提出したのと並行して、保護者にも経緯を説明した文書を送った。その文書の中で、園長が子どもたちが遊ぶ園庭をドッグランを使い、走らせた犬に排せつをさせたなどと主張、批判した。
園長は取材に応じ、犬は自身が社長を務める保育園の運営会社が犬のブリーダー業も展開しており、飼っている犬の中からおとなしい犬を園に連れてきていたと説明。「私が朝、連れてきて園の玄関にいさせる。『犬が好きだけど、アパートに住んでいて飼うことが出来ないので、この保育園を選びました』と言う人もいる」と、犬が園の1つのウリになっていると強調した。「近所のお母さんも(犬のことは)知っているし、(園児には)ここのワンちゃんは、おとなしいから大丈夫だけど、よそのワンちゃんを触る時は気を付けてね、と園児にも言っています」と述べた。
園庭でドッグランをしていたかについては「夕方になり、園児のお迎えの時間になったら子どもたちも散歩させてくれる」と説明。その上で「散歩と言っても、犬にひもを付けて園庭の中で園児が順番にお散歩ごっこをしていたもので、大きな犬を園庭で走らせていたわけじゃない」と、ドッグランは行っていないとの考えを示した。園に連れてきた主な犬は、コリーやシェットランド・シープドッグなどだという。
園庭で犬に排せつをさせたとされた件については「排せつした場合は、片付けています」と説明。一方で「ワンちゃんが嫌いな先生にとっては(犬を園に連れてきたり、園庭に入れたりしたのは)嫌だったかも知れませんね」と話した。【村上幸将】
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース