今夜23日いっぱい、北陸、東北を中心に暴風や高波に警戒して下さい。低気圧が去ったあとも、しばらくは波の高い状態が続きそうです。
警戒続く
台風17号から変わった温帯低気圧が日本海を北東へ進んでいます。低気圧周辺では等圧線の間隔がかなり狭くなっていて、全国的に風が強まっています。今後、低気圧は今夜にかけて勢力を伴ったまま、日本海を北東へ進んで、あす24日の朝には千島近海に達する見通しです。
現在、低気圧に最も近い北陸地方では、平均で10メート以上の風が吹いていて、石川県輪島市では瞬間的に31.2メートルの風を観測。何かにつかまっていないと立っていられないほどの風が吹いています。北陸地方では、今夜にかけて暴風や高波に警戒が必要です。
また、関東地方では南寄りの風が強まっている影響で、海上ではうねりを伴って波が高くなっています。特に三浦半島の東京湾側では、今夜遅くにかけて、高波に警戒して下さい。波の高い状態は、低気圧が去ったあとも続くでしょう。引き続き注意が必要です。
低気圧が通る北日本では、日本海側の海上を中心に非常に強い風が吹き、今夜遅くにかけて、暴風や大しけとなりそうです。あすにかけて予想される最大風速は東北地方と北海道では23メートル。波の高さは東北地方で6メートル、北海道で5メートルとなっています。暴風やうねりを伴った高波に警戒して下さい。
日本気象協会 本社 藤野 勝成
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