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4日の大雨で川の氾濫や土砂崩れが相次いだ熊本県。これまでに18人が死亡したほか、16人が心肺停止となっています。記録的な豪雨から一夜が明け、被害の全容が明らかになってきました。各地の被害状況をまとめてお伝えします。 県の災害対策本部によりますと、芦北町では、田川地区で土砂崩れに住宅ごと巻き込まれ、入江たえ子さん(69)、入江竜一さん(42)、堀口ツギエさん(93)の3人が犠牲になるなど、8人の死亡が確認されました。津奈木町でも福浜地区で土砂災害が起き、丸橋勇さん(85)の死亡が確認されています。また、球磨川が氾濫し、市街地が広範囲に浸水した人吉市では、下林町の後村多佳志さん(62)、西隆男さん(84)、下薩摩瀬町の井上三郎さん(81)ら9人の死亡が確認されました。また、特別養護老人ホーム「千寿園」がある球磨村では16人が心肺停止の状態で見つかっています。また、今も14人の行方が分かっていません。
ライフラインにも大きな影響が出ています。九州電力によりますと、5日午後4時現在、熊本県南部を中心に約4650戸が停電しています。通信では、NTT西日本で約2万4500回線でサービスが利用できない状況だということです。NTTドコモやKDDI、ソフトバンクの携帯電話は、八代市や球磨郡の一部などで利用できないか、つながりにくい状況になっています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース