東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開会式に出演予定だったタレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するようなメッセージをチーム内のLINEに送っていたと文春オンラインに報じられ、開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が18日、事実関係を認めて辞意を表明した。佐々木氏は広告大手の電通出身のクリエーティブディレクターで、これまでに数々の人気CMを手がけてきた。
手がけた作品はソフトバンク「白戸家シリーズ」、コーヒー飲料「BOSS」の「宇宙人ジョーンズシリーズ」、JR東海の「そうだ京都、行こう」など。CM界の数々の賞に輝いた。
2016年リオデジャネイロ五輪閉会式では、五輪旗を引き継いで東京を世界にPRする「ハンドオーバーセレモニー」を企画演出。当時の安倍晋三首相をスーパーマリオ役でサプライズ登場させた。
佐々木氏はこの年の9月、東京大会組織委員会の森喜朗会長(当時)から「(マリオ役に)安倍首相はどうか」と提案を受け、「安倍総理というよりマリオとしてやって頂けるならチャーミングですてきなことになるんじゃないか、と受け入れた」と舞台裏を明かしていた。
また、昨年に7月に国立競技場…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル