ビンテージやアンティークの時計を扱う東京・吉祥寺の有名店で5月、高級腕時計が盗まれた事件で、警視庁は栃木県高根沢町の無職中田秀平容疑者(26)を窃盗と建造物侵入の容疑で逮捕したと、30日発表した。中田容疑者は容疑を認め、「金が欲しかった」などと供述しているという。
捜査3課によると、中田容疑者は5月18日午前0時半過ぎ、東京都武蔵野市の「江口洋品店・江口時計店」に忍び込み、「カルティエ」「オメガ」などの腕時計24点(販売価格計1234万円)を盗んだ疑いがある。トイレの腰高窓を打ち破って店内に侵入、腕時計の入ったショーケースをバールでたたき割ったという。防犯カメラの映像などから、同課は逃走まで1分ほどだったとみている。
被害品のうち13点は、都内と愛知県の買い取り店で見つかった。指示役と腕時計の転売役の共犯者がいるとみられ、中田容疑者は「受け取った報酬は交通費の5千円だけだ」と話しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル