新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・武漢市からの帰国者約190人が滞在している千葉県勝浦市の勝浦ホテル三日月から1日午後、男性9人が国税庁税務大学校和光宿舎(埼玉県和光市)へバスで移動した。相部屋を解消するためという。
近くで記者会見した内閣官房の山口英樹内閣審議官と国立保健医療科学院の福島靖正院長によると、相部屋にいて個室を希望する9人が移動した。それでも、まだ2桁の数の相部屋が残っているという。ホテルにいる人たちからは食事の改善などの要望があり、弁当のほかに野菜ジュースや果物を出しているという。
陽性反応が出て、亀田総合病院(同県鴨川市)に入院した男女2人については、「その後も変わりなく健康状態は良好」と説明。陰性だが下痢などで入院していた1人は回復し、1月31日にホテルに戻ったという。(稲田博一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル