18歳未満の少女にみだらな行為をしたとして、福島県警いわき中央署は26日、南相馬市原町区下太田、鈴木裕一容疑者(52)を県青少年健全育成条例違反の容疑で逮捕し、発表した。県教育委員会によると、鈴木容疑者は県立相馬総合高校(新地校舎)の教頭で、県内の公立学校の教諭がわいせつ行為の疑いで今年度に逮捕されたのは3人目。
署によると、鈴木容疑者は8月30日、いわき市内で、少女が18歳未満と知りながら、みだらな行為をした疑いがある。少女から相談を受けた関係者が警察に届け出た。「捜査に差し障りがあるのと被害者保護のため」として、容疑者の認否も含め、署は詳細を明らかにしていない。
県内では、いわき市立中学校の30代の男性教諭が盗撮目的で校内にカメラを設置した疑いで4月に、県立高校の50代の教諭が電車内で痴漢行為をした疑いで9月に逮捕された。
このため、県教委は県立学校の全職員を対象に、5月の研修時にわいせつ行為防止の動画を視聴させ、今月には綱紀粛正に向けた各学校長による個人面談を実施。県教委によると、鈴木容疑者は今月5日に校長と面談し、「管理職として不祥事の根絶に取り組んでいこう」と確認し合っていたという。(西堀岳路、岡本進)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル