続編をつくってしまい、申し訳ありませんでした――。大ヒット映画「翔(と)んで埼玉」の続編(11月23日から全国公開、配給・東映)のPRイベントが19日に東京都内で開かれ、主演の二階堂ふみさんらが、今作の舞台となった埼玉県と滋賀県の両知事に「謝罪」をした。
前作「翔んで埼玉」(2019年公開)は、埼玉県民が虐げられている架空の世界で、GACKTさん扮する「麻実麗」や二階堂さん演じる「壇ノ浦百美」らが、東京都に行くために必要な通行手形の撤廃などを目指して戦うストーリー。「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ」というセリフも話題となり、東映によると興行収入37億6千万円、観客動員291万人を記録した。
一方、今回の「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」では、埼玉に海を作ろうと考えた麻実が、仲間たちと白砂を求めて和歌山県・白浜に向かい、関西地方では滋賀、和歌山、奈良の県民が非人道的な扱いを受けていることを知る。
「自虐ネタ」が満載 「寛大な心で鑑賞を」
埼玉や滋賀などの特徴をいじる自虐ネタが満載なだけに、イベントで二階堂さんは「茶番に付き合って下さってありがとうございます。そして、申し訳ございません」。一方で、「それぞれのルーツに関する思いや、人と人が交じり合っていく大切さ、平和への願いを込めた作品でもある」と思いを語った。武内英樹監督は「愛あるディスり(侮辱)をしていますので、滋賀、埼玉両県の皆様、ぜひ寛大な心で映画を鑑賞して下さい」と話した。
埼玉県の大野元裕知事は「い…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル