長崎県と佐世保市が川棚町に計画する石木ダムを巡り、水没予定地に住む13世帯の明け渡し期限を迎えた18日、建設に反対する住民らが県庁を訪れ、計画断念を求める文書を提出した。県は19日以降、行政代執行で土地や建物の強制収用ができるようになる。
文書は反対派が17日に川棚町で開いた集会で決議した。「計画がこじれたのは強引に事業を進めたことが原因だ」と県を批判し、ダムの必要性は失われていると主張。「人々が暮らし、田畑に作物が実る景色は期限後も変わらない」と、明け渡しに応じない考えを強調した。
石木ダムは当初1979年度の完成を目指し、移転対象の約8割が転居した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース