東京都西部の多摩地域にある東京外国語、東京農工、電気通信の国立3大学が、連携して新たな組織を設置した。研究上の連携に加え、研究成果を社会で活用することについても協力していくためだ。3大学の学長はそろって記者会見し、「各大学の強みを融合し、資本主義で負の影響を受けた地域や人々の課題の解決を後押しする活動に取り組みたい」などとアピールした。
3大学は2017年に基本協定を結ぶなど、教育や研究上の連携を進めてきた。19年には、各大学の大学院博士課程にまたがる「共同サステイナビリティ研究専攻」を設置。SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向かって、開発や環境、平和といった、人類が直面するグローバルな課題解決への研究をともに進めてきた。
そうして得た研究成果を、実…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル