神奈川県の三浦半島で4日夜、「ガスのようなにおいがする」などと異臭を訴える通報が地元の消防や警察に相次ぎ、1人が搬送された。消防やガス会社が調べたが、ガス漏れなどは見つかっておらず、原因は不明という。
横須賀市によると、市消防局への通報は4日午後8時すぎから入り始めた。内容は「ガスのようなにおい」「ゴムが焼けたようなにおい」「にんにくのようなにおい」など様々。通報者の所在地は、最初は半島最南部の三浦市だったが、時間が経つにつれて三浦半島の東岸に沿って北に移っていき、三浦市の北隣に位置する横須賀市内からの通報が入るようになった。午後10時前に横須賀市北部から通報があったのを最後に収まったという。
横須賀市消防局によると、通報は少なくとも150件ほどあった。市内在住の40代女性から「気分が悪い」と119番通報が入り、病院に搬送したが命に別条はないという。消防局に寄せられた情報では、付近の海上で事故はなく、航行する船からも異臭に関する通報はないという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル