3日午前9時5分ごろ、神戸市西区岩岡町西脇の戸建て住宅で「義理の兄が布団の中で死んでいる。(義兄の)妻は意識はあるが、会話はできない」と、訪ねてきた親族の男性から110番通報があった。
県警によると、住人の沢田忠雄さん(80)が1階寝室の布団の中で倒れ、現場で死亡が確認された。遺体の首周辺の状況から、県警は殺人事件の可能性を視野に捜査している。
一方、70代の妻は自宅の敷地内で意識がもうろうとした状態で倒れていた。救急搬送されたが命に別条はないといい、県警は回復を待って事情を聴く。
神戸西署によると、沢田さんは妻と2人暮らし。遺体に目立った外傷や着衣の乱れはなく、司法解剖で詳しい死因を調べる。玄関は無施錠で、室内を荒らされた痕跡もなかったという。
母屋のガレージのシャッターが閉まっていることを不審に思った、近くに住む親族の女性が別の親族夫妻とともに住宅内に入り、倒れている沢田さんを発見した。
その後、連絡を受けて駆けつけた別の親族の男性が110番通報したという。
現場は、JR魚住駅の北東約2・4キロの田園地帯。(宮島昌英)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル