3日は、福岡でイチョウが黄葉し、富山からはカエデ紅葉の便りが届きました。また、彦根ではイチョウの落葉が観測されました。いずれも平年より遅い観測です。
イチョウ 福岡で黄葉 彦根で落葉
12月に入り、街中の木々を見ても、秋から冬へ、季節が進んでいることが感じられます。 3日は、福岡で平年より21日も遅く、イチョウの黄葉が観測されました。イチョウの黄葉日とは、気象台があらかじめ定めている「標本木」全体を眺めたときに、大部分の葉が黄色に変わった状態になった最初の日をいいます。 また、イチョウは黄葉の他、発芽日や落葉日も観測していて、3日は、彦根で平年より3日遅く、イチョウの落葉が観測されました。
カエデ 富山で紅葉
そして、3日は、富山でカエデの紅葉が観測されました。こちらも色づきがスローペースで、平年より13日遅くなりました。 カエデの紅葉日とは、気象台があらかじめ定めた「標本木」全体を眺めたときに、大部分の葉の色が紅色に変わった状態になった最初の日をいいます。カエデは、主にイロハカエデを標本木としていますが、イロハカエデが生育しない北の地域では、ヤマモミジ、オオモミジ、イタヤカエデを観測してします。
この週末 紅葉のラストチャンスという所も
季節は晩秋から初冬へ向かっていて、全国的には、紅葉の人気スポットでは、すでに見ごろを過ぎた所が多くなっています。ただ、関東南部の平地などでは、この週末、紅葉のラストチャンスという所もありそうです。まだ紅葉を楽しめる所でも、朝晩は気温が5度くらいまで下がる所が多い予想です。しっかり暖かくしてください。
日本気象協会 本社 日直主任
Source : 国内 – Yahoo!ニュース