福岡県は5日、緊急事態宣言に伴う休業要請に応じないパチンコ店6店舗に対し、より強い措置となる休業指示を出した。新型コロナウイルスに対応する特別措置法に基づく休業指示を県が出すのは初めて。パチンコ店への休業指示は兵庫、神奈川、新潟各県などで実施している。
6店舗は「スロットクラブMAX」(北九州市)、「ラッキーセブン楠橋店」(同)、「ニュースペースインパレス」(福岡市)、「スロッティア」(筑後市)、「BASE」(豊前市)、「BASE小郡」(小郡市)。県は4月14日から特措法24条に基づき、県内のパチンコ店に休業の協力要請をした。全365店舗のうち359店舗は休業に応じたが、協力に応じなかった6店舗について、29日に店舗名を公表したうえで改めて休業を要請していた。
今月5日時点でも営業していることを県職員が確認し、特措法45条に基づく今回の措置に踏み切った。要請後も店内には多くの客が来店していたという。店舗側からは「店の感染対策はやっている」との声も上がったが、県は引き続き休業を求めていく方針。(宮野拓也)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル