第25回参院選は4日、公示された。改選124議席に、370人が立候補を届け出た。在職日数の歴代1位をうかがう安倍政権に対する、事実上の審判。各党党首や候補者は、第一声を行った。
野党第1党の立憲民主党の枝野幸男代表(55)は東京・新宿駅前で第一声を上げた。比例代表に立候補した元「モーニング娘。」市井紗耶香氏(35)、元男性アカペラボーカルグループ「RAGFAIR」の奥村政佳氏(41)ら同党の著名人候補者がズラリと並ぶ中、壇に上がった。
雨が降りしきる中での第一声。「1年9カ月ほど前、衆院選の最後の全国遊説もこの新宿駅前でしたが、あの時も雨でした」と、自らの“雨男ぶり”に苦笑い。すぐに真剣な表情に戻り「どうやって老後に2000万円をためたらいいのか」と年金問題に言及。「安倍政権が発足して6年半。皆さん1人1人の暮らしの安心がどんどん壊された6年半だったのでは。平成どころか、まだ昭和のど真ん中にいるような政治が続いている」と批判した。「暮らしの安心を取り戻さなければ。政治が変われば、1人1人の暮らしはもっと良くなる」などと訴えた。最後は候補者全員と、「勝つぞー」と力強く拳を上げ、選挙戦をスタートさせた。【近藤由美子】
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース