川崎市多摩区で28日に起きた無差別殺傷事件で犠牲になった小学6年の栗林華子さんは、笑顔で周囲を和ましていた。
近隣住民によると、華子さんは両親と3人暮らし。犬も飼っていて、早朝に華子さんと母親が一緒に散歩する姿が見られた。「仲のよい家族だった」。住民らは口をそろえる。
近くに住む40代の女性は、華子さんが家の前の公園で池をのぞきこんでいる姿を見かけた。「何をしているの」と尋ねると、「オタマジャクシがいるよ」と教えてくれたという。女性は「まさか。間違いであってほしい」と言葉を詰まらせた。
華子さんが通っていたカリタス小によると、華子さんは、学校を見学にきた編入希望者らに「外国語がたくさんできるよ」と笑顔で説明することもあったという。倭文覚(しとり・さとる)教頭は「お願いしていないのに、学校の良いところを話してくれた。今でもそれが忘れられない」と振り返った。
「今日は勘弁してほしい。今後、対応する。今日は妻を一人にすることはできない」。華子さんの父は自宅前で、こう言葉を振り絞った。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース