多田晃子
秋篠宮妃紀子さまは11日、57歳の誕生日を迎えた。これに先立ち、宮内記者会の質問に文書で回答を寄せた。
秋篠宮邸の改修費用が当初より増えたことを「とても心配しておりました」とし、改修工事やお住まいをめぐる説明については「関係者みなが、考えられる選択をしながらおこなったように思います」と述べた。
次女佳子さまが現在、宮邸ではなく分室(旧御仮寓所(ごかぐうしょ))に住んでいることについても説明した。
改修規模や経費を抑えるため、長男悠仁さま以外の家族4人で相談し、改修後の宮邸には結婚前だった長女小室眞子さんと佳子さまの部屋をつくらず、仮住まい先だった分室を引き続き活用することにしたという。
これまでは「誰がどの場所に住むかは、私的な事柄であり、セキュリティーに関わる事柄」として説明を控えてきた。だが、佳子さまが分室に住んでいることなどの大きな変更点はさらに説明が必要と宮内庁が判断し、説明したという。
佳子さまは折に触れて宮邸に立ち寄り、家族と話をしたり食事をしたりしているという。
総工費約30億2千万円を投じた宮邸の改修にあたり、秋篠宮さまとともに①旧秩父宮邸の意匠の美しい内装、外装を大切に②必要最小限の予算にという希望を宮内庁に伝えていたことも明かした。
自身の今後の活動については「未来を創る子どもたちに思いを馳(は)せ、希望へとつながるような活動にも、専門家やよき仲間たちと一緒に取り組みたい」。佳子さまについては、一つ一つの仕事に熱心に取り組む姿を心強く思っているとし、悠仁さまには「自分らしく学びを深め、さまざまな経験を重ねながら、自らの関心や探究心を大切に」との願いを口にした。米国で生活する眞子さんの幸せを常に願っているとした。(多田晃子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル