「朝日地球会議2020」のセッション「ジェンダーギャップ克服へ 私たちができること」(10月15日午後1時~)に登壇する2人のゲストのうちのひとりが、タレントのSHELLYさんです。
テレビのバラエティー番組などで活躍するSHELLYさん。結婚したとき、必ず聞かれたのが「料理しているの?」という質問だったそう。当時、夫に尋ねたところ、夫は周りに結婚を報告しても、料理のことなんて聞かれたことはなかったそうです。
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女性だけにこんな質問が飛んでくるのは、結婚したら女性が家事をするのが当然という古い考えに縛られているから。イラッとしながらもSHELLYさんは、こう答えることに決めました。真顔で「してません」。
「本当は料理をしていても、していなくてもいいんです。大事なのは、堂々と『してません』と言うこと」。ケンカごしになってその場の空気を台無しにすることなく、そんな質問をする方がおかしいんだと気づいてもらえるように。SHELLYさんがたどりついたベストアンサーです。
職場で上司がセクハラ発言をしたとき。「それセクハラですよ」と指摘するのは勇気が要るし、次の日からの仕事がやりにくくなってしまうかも……。「胸、何カップ?」などのありえない発言には、その場にいる女性全員で「え?」「そんなこと、聞くんですか?」と驚いてあげるのがいいようです。または「しーんとする」手も。「気を使って笑ってあげる苦笑い文化は、もうやめましょう」とSHELLYさん。
4歳、2歳の子育て真っ最中のSHELLYさんは、娘ちゃんに向けて「きっと将来きれいになるね。お金持ちと結婚できるね!」と言ってくる人に出くわすこともあります。「子どもたちには、見た目で損得が決まるような価値観を持って欲しくない」と話すSHELLYさん。こんな場面ではどう切り返しているのでしょうか。地球会議のセッションをぜひ、ご視聴ください。(岡林佐和)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル