群馬県は24日、11月下旬~12月下旬に県民約3300人を対象に、幸福度に関するアンケートを実施すると明らかにした。調査結果を基に、幸福度を測る指標作りを加速させるほか、県の政策の方向性や課題を探り、県政の基本方針となる次期総合計画の策定に役立てる。 アンケートでは、県民が主観的にどんな幸福感を抱いているかや、県の施策への満足度などを主に問い、関連する施策への質問も含め計80問で構成する。 県内を11地域に分け、18歳以上の男女300人ずつ計3300人に対し、郵送かインターネットで実施。集計や分析を行い、年度内の取りまとめを目指す。 山本一太知事は昨年夏の知事選で「県民の幸福度向上」を公約に掲げ当選した。昨秋には庁内に組織横断型の検討チームを発足させ幸福度を測る県独自の指標の策定を急ぐよう指示。関係部局に「幸福度向上」を次期総合計画に盛り込むよう求めており、調査結果をこれらに生かしていく。 県によると、次期総合計画の「ビジョン検討案」では幸福の意味を再定義し、「1人1人の多様な幸福」「社会全体の幸福」「将来世代の幸福」の3つの幸福の実現を図るとしている。 次期総合計画のうち20年先を見据えた「ビジョン」は年内に策定する。その後にコロナ禍も踏まえ、具体的な政策を体系化した10年の「基本計画」をまとめる。
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