東京五輪の聖火リレーについて、大会組織委員会は17日、当面の間は「密集状態」を避けて観覧するよう求める方針を公表した。一律の自粛は求めないが、沿道に人が殺到する場合、ランナーの走行区間を変更する可能性もあるという。聖火の出発や到着を祝う式典などは無観客とし、イベントの規模は大幅に縮小する。
新型コロナウイルスの感染を防ぐための措置。3月に予定されている福島、栃木、群馬の3県のリレーについて、体調が悪い人の観覧は控えるよう呼びかけ、ほかの観覧者には「密集状態」を避けるよう求める。ただし、どの程度が「密集状態」なのか定義は示さず、現場の判断と対応に委ねる方針。
著名人のランナー目当てに人が殺到した場合、職員が距離をとるよう呼びかけるほか、走行区間を入れ替えたり、距離を短くしたりする可能性もあるという。福島県では、アイドルグループ「TOKIO」が走る予定で、密集も予想される。著名人らの走行取りやめなどは検討しないという。
福島県で26日にある「Jヴィ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル