和歌山県白浜町の海岸で2017年、水難事故に見せかけて妻を殺害したとして、殺人の罪に問われた男の控訴審判決が4日午後、大阪高裁で言い渡される。
争点は、司法解剖の時点では見つからなかった「海中の砂」が、妻の胃の中に残っていたと推認できるかどうかだ。
起訴された野田孝史被告(34)は17年7月、一緒にシュノーケリングに来ていた妻(当時28)の身体を押さえつけて溺れさせて殺害したとされる。
目撃証言や自白などの直接的な証拠はなく、野田被告は「私は殺していません」と無罪を主張した。だが、一審・和歌山地裁の裁判員裁判の判決は懲役19年(求刑懲役20年)だった。
一審判決が重視したのは、妻…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル