国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示をめぐり、脅迫めいたファクス文書を送った疑いで男が逮捕された事件で、文書には少女像のようなイラストも描かれていたことが捜査関係者などへの取材でわかった。展示品の一つだった、慰安婦を表現した少女像をまねたとみられ、愛知県警は、男はこの作品に反発していたとみて調べている。
県警によると、威力業務妨害の疑いで7日に逮捕されたのは、同県稲沢市稲沢町、会社員堀田修司容疑者(59)。2日、会場の愛知芸術文化センター(名古屋市)の館内にあるファクスに「大至急撤去しろや」「さもなくば、うちらネットワーク民がガソリン携行缶持って館へおじゃますんで」などと記した文書を送り、芸術祭の展示の一部を中止させるなどして業務を妨害した疑いがある。
文書はA4サイズ1枚で、すべて手書きだった。堀田容疑者は容疑を認め、「実際にガソリン携行缶を持って行くつもりはなかった」という趣旨の話をしているという。
県警の発表や捜査関係者などに…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル