中部空港(愛知県常滑市)で旅客便の再開や新規就航が相次いでいる。国際線は「コロナ禍」で便数がゼロに落ち込んだ時期もあったが、今月下旬には週約150便にまで盛り返す見込み。新型コロナが季節性インフルエンザと同じ感染症法の5類に移行したこともあり、こうした動きが加速しそうだ。(臼井昭仁)
中部空港では今月、北京など「中国・本土便」だけで5社が再開した。
うち中国東方航空は18日から上海と週2で結ぶ便を運航させる。かつては上海だけで週28便を運航していたがコロナの影響で2020年3月から運休していた。同社名古屋支店の営業担当者は「東京と大阪の中間でアクセスは良く、今後はインバウンド(訪日外国人客)の需要も見込める。元のレベルにまで増やせるか注目している」と説明する。
中部空港は20年1月、国際線が過去最大の週486便にまで増えた。だがコロナ禍の直撃で旅客数は激減し、20年4~6月の便数は0に。国内線を含め、過去最高だった19年度の1260万人から、20年度は過去最低の201万6千人になった。
国際線、国内線で新規就航も
感染拡大の落ち着きとともに…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル