自宅に遺体を放置したとして、神奈川県警相模原署は3日、相模原市中央区上溝の無職菊地利彦容疑者(90)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。容疑を認め、「息子が亡くなった」と話しているといい、署は遺体の身元を調べている。
逮捕容疑は昨年12月下旬から今年4月2日、市営団地の自宅に遺体を放置、遺棄したというもの。署によると、菊地容疑者は長男(58)と2人暮らしで、「長男は具合が悪そうで昨年末に亡くなったのを知っている。お金がないので葬式ができず、どうしていいかわからず時間が経ってしまった」と話しているという。
2日午後、団地を巡回していた交番の警察官が悪臭に気が付き、容疑者宅の台所で遺体を発見したという。(加藤美帆)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル