熊本県警玉名署の刑事課巡査だった渡辺崇寿(たかとし)さん(当時24)の自殺をめぐり、地方公務員災害補償基金が労災にあたる公務災害を認めた理由に関する資料が公開された。基金は、渡辺さんが自殺前に月100時間以上の時間外勤務を3カ月以上続けていたと認定。職場関係者の証言などから多忙な業務実態も浮き彫りにする内容になっている。
渡辺さんは2012年に県警に採用された。17年春に玉名署刑事課に配属され、強盗事件などの捜査を担当していた。同年9月に県外で自殺。遺書には「つかれたので休みます」「警察官、刑事になれてよかったです」などとつづられていた。補償基金が昨年11月に公務災害を認定した後、遺族が請求していた認定理由に関する資料が先月、公開された。
配属直後に事件、深夜まで書類作成
資料によると、刑事課配属後の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル