自民党の石破茂元幹事長が率いる石破派は11日、内閣改造で入閣ゼロに終わった。同派議員は「閣僚ゼロになり、むしろ安倍晋三首相に物を言いやすくなった」と不満を隠さず、発信を強める構えを見せた。他派の議員は「冷や飯を食わされたのだろう。これからが正念場だ」と指摘した。
石破派幹部は、無派閥からの入閣が増えたとして「派閥にとらわれない人事なのだろう。動揺する必要はない」と言及した。「各派とも苦しい結果だった」と平静を装う議員もいた。
首相と石破氏の関係は冷え込んでいるが、2015年9月の派閥結成以来、最低1人の入閣は確保していた。
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