夏休みの子どもたちに、キャンプやエコツアーを通じて自然の中で学ぶ機会を提供する自然学校。その多くが新型コロナウイルスの影響で存続の危機に直面している。「生きる力」を養う学びの場を守ろうと、クラウドファンディングによる支援の動きが広がる。
「突っ込め!」「ウワー」「怖いー」
8日午後、日本海に面した富山県高岡市のキャンプ場。NPO法人「ガイア自然学校とやま」(富山市)が主催する1泊2日のキャンプで、県内の幼稚園児や小学生が波打ち際で歓声を上げていた。海遊びのほか自炊も体験する。
ガイアのスタッフ平本友香さん(32)によると、「『家族でどこも行けないので』と話す親御さんもいた」。この日は定員(20人)を上回る23人が参加。熱中症の恐れがあるためマスクの着用は強制しないが、検温や手洗いなどコロナ対策は怠らない。
6月末までの約3カ月間、新型…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル