瀬戸口和秀
北大阪急行電鉄(北急)が2023年度末に大阪府箕面市方面へ延伸するのを前に、市の魅力をPRし、8月から順次運行を始めるラッピング電車が報道公開された。市が市民らから募った愛称も発表された。
北急の延伸に伴って新たに製造する電車3編成(1編成あたり10両)にラッピングが施されることになり、このうち2編成が、吹田市にある桃山台車庫で7月29日に報道公開された。
1編成は箕面大滝など紅葉を基調に箕面の四季の移ろいを表現したデザイン。愛称は応募579件の中から、市在住の松岡珠恵さん(57)が考えた「箕面四季彩もみじ号」に決まった。
もう1編成は、市のキャラクター「滝ノ道ゆずる」と「モミジーヌ」が描かれている。愛称は566件の応募から、市在住の寺内あかりさん(3)の「ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号」が選ばれた。
報道公開に合わせて愛称表彰式が同車庫であり、命名者2人に上島一彦市長から表彰状などが贈られた。
ゆずるとモミジーヌが描かれた電車は8月1日から運行を始める。箕面大滝などがデザインされた電車は1編成が10月、もう1編成が11月からそれぞれ運行する予定。運行区間は開業前までは千里中央―なかもず間で、開業後は箕面萱野―なかもず間となり、25年3月末まで運行する予定。(瀬戸口和秀)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル