隅田川に、甘い春風が渡る。
あの文豪も、この肌ざわりを愛していたのだろうか――。
芥川龍之介は養子に迎えられた芥川家のもと両国で育った。JR両国駅の近くに旧居宅の案内板がある。両国と、両国を潤す隅田川を愛していた芥川。「大川の水」に、こう記している。
《自分はどうして、こうもあの川を愛するのか》
芥川が愛した両国。そのにぎわいの中心だった回向院で、文豪の面影をたどってみたい。
相撲のまち両国 でも、ここで育った芥川龍之介は嫌っていた?
両国とは、どんな街なのか…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル