将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が1日、大阪市福島区の関西将棋会館で、永世名人の資格を持つ強豪、谷川浩司九段(57)との対局に臨んでいる。
振り駒の結果、先手番は藤井七段に決まった。対局は定刻の午前10時に始まった。持ち時間は各3時間で、夕方ごろに終局する見通しだ。
本局は、「第69期大阪王将杯王将戦」(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)二次予選の決勝戦。勝者は、渡辺明王将(35)=棋王、棋聖と合わせて三冠=への挑戦者を決めるリーグ戦(いわゆる「王将リーグ」)に進出する。王将リーグは、シードの4棋士に、二次予選を突破した3棋士が加わって、計7棋士が総当たりで王将挑戦権を争う。
将棋界に八つあるタイトル戦のうち、藤井七段が2019年度に登場する可能性が残っているのが、この王将戦だ。藤井七段が初の王将リーグ入りを果たし、タイトル戦初登場に、また一歩、近づくかどうか、注目を集めている。(佐藤圭司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル