愛知県瀬戸市の高校生プロ棋士藤井聡太七段が、八大タイトルの一つ「竜王戦」の決勝トーナメントで、同じく愛知県出身の豊島将之名人との対局に敗れました。
23日午前10時から大阪市の関西将棋会館で始まった八大タイトルの一つ、第32期竜王戦の決勝トーナメント。藤井七段は、東海地方出身者として初めて「名人」を獲得した豊島将之二冠と対局しました。
持ち時間は1人5時間で、序盤は藤井七段がややリードする展開になったものの、中盤、豊島名人が藤井七段に決め手を与えず形勢を互角に持ち直します。
その後、一手指すごとに攻守が入れ替わる難解な終盤に突入。最後は豊島名人が藤井七段の玉を的確に追い詰め、午後10時45分過ぎに146手で藤井七段が投了。17歳になって最初の対局を勝利で飾ることはできませんでした。
対局後、藤井七段は「的確に対応され読みが足りなかった。また力を付けて上を目指したい」と話しました。
これで藤井七段が今年度、初のタイトル挑戦の可能性が残る棋戦は「王将戦」のみとなりました。
東海テレビ
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