将棋の藤井聡太王位(18)=棋聖と合わせ二冠=への挑戦権を争う第62期王位戦(新聞三社連合主催)の挑戦者決定戦が24日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、午後6時18分に終局。豊島将之竜王(31)=叡王と合わせ二冠=が110手で羽生善治九段(50)に勝ち、挑戦権を勝ち取った。
勝った豊島竜王が記者会見に応じた。主なやりとりは以下の通り。
――矢倉の序盤で、工夫をこらした展開からスタートした。本局を振り返ると?
「先手(の羽生九段)から▲1六歩と端を突かれたタイミング……。それに対して、どうやって対応するかということで、苦心しながら指していました。基本的にずっと受ける展開だったんですけど、途中で竜を作って、王様を上部に逃げ出すような展開になって……」
――羽生九段とは昨年末の竜王戦七番勝負など大きな対局でも戦ってきた。今日の挑戦者決定戦は普段と変わらず臨んだ?
「普段通りです。強敵なので、自分の良さが出る形にして思い切りぶつかっていこうというような感じでした」
――王位戦七番勝負で藤井王位に挑戦する。藤井王位の印象は?
「全体的に非常に精度が高くっ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル