関西テレビ
児童虐待をどう見極めるべきかを考えるシンポジウムが開かれ、専門の異なる医師たちが議論しました。
シンポジウムでは、法医学者のほか脳神経外科医、小児科医が議論を交わしました。
乳児の頭のけがについては、揺さぶりなどの虐待か偶発的な事故かの見極めが難しく、医師の間でも意見が分かれています。
【奈良県立医科大学 朴永銖病院教授(脳神経外科)】
「画像所見のみでは虐待によるものなのか、事故によるものなのか判断できない。これが脳神経外科医としての意見」
【和歌山県立医科大学 近藤稔和教授(法医学)】
「(法医学の鑑定は)ただ画像を見て判断するわけではなくて、いろんな所見を総合的に判断する」
【大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター 丸山朋子医師(小児科)】
「私たちも単純な(虐待3徴候による)診断ではない。検査と(事故の可能性の)除外診断を尽くしたうえで、多機関連携で総合判断していこうと」
このほか、虐待かどうか判断に迷った事例も報告され、虐待を見極めることの難しさが浮き彫りとなりました。
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