西村康稔経済再生担当相は10日の記者会見で、東京都内で新型コロナウイルスの感染が特に増えているバーやクラブなど接待を伴う飲食店の感染防止対策について、小池百合子都知事と同日夜に協議したうえで「実効性のあるものにしたい」と強調した。PCR検査態勢の拡充や保健所の機能強化に関しても意見交換する。 協議ではこうした「夜の街」関連の対応が焦点となる。都は市区町村が休業を要請する場合に、協力金として1店舗50万円を補助する方針だ。西村氏は「ある地域だけやると他の地域に動くとか地下に戻るとか様々な懸念も都に伝えている。専門家も交えて都と議論して方向性を出したい」とも語った。 都の現状に関しては「警戒すべき状況だ。市中感染がないのか、専門家の分析を急いでもらっている」と述べた。夜の街のほか「会食やパーティー、コンパで感染拡大がみられる」として、「3密」回避などの感染防止策を講じるよう促した。一方で、重症者が少なく医療提供体制が逼迫(ひっぱく)していないことなどから「4月上旬の緊急事態宣言を発出したときとは状況が違う」と重ねて説明した。
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