佐野楓
3年ぶりに会場開催されたさっぽろ雪まつりが11日、閉幕した。実行委員会によると、来場者数は175万人と、前回開催だった2020年の202万人から約27万人減少した。
雪まつりは例年200万人を超える来場があり、19年には過去最多の273万7千人を記録した。
だが、中国・武漢で新型コロナウイルスの感染者が急増した直後に開催された20年の来場者数は、前年から70万人以上減少。「大通会場」が157万5千人、「つどーむ会場」が44万6千人と、計202万1千人にとどまった。
今年は「ウィズコロナ」での初めての会場開催となり、雪の大型滑り台や遊具があるつどーむ会場は、他人との接触が増える可能性があることから開催が見送られた。
一方、大通会場の来場者数は175万人を記録。つどーむ会場の開催見送りで全体の来場者数は減ったが、大通会場のみで比較すると、20年より17万5千人多く来場したという。
実行委の担当者は「中国本土からのインバウンドが復活していないものの、(大通会場の来場者数の回復には)完全開催に向けて観光客の足取りが戻ってきたきざしが感じられた」と分析している。(佐野楓)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル