海上自衛隊トップの山村浩海上幕僚長は24日、10月14日に相模湾で実施する自衛隊観艦式に韓国海軍が参加しないと正式に発表した。中国海軍が初めて参加することも明らかにした。防衛省・自衛隊は日韓関係悪化を受け、韓国を招待していなかった。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は記者会見で「日韓関係は非常に厳しい状況が続いており、韓国を招待するための環境は十分に整っていない」と述べた。韓国はいわゆる徴用工判決や、韓国海軍艦による自衛隊機へのレーダー照射事件、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄などの問題を相次いで起こし、安全保障上の連携も困難な状況に陥っている。
昨年10月の韓国での国際観艦式では、韓国から自衛艦旗の旭日旗の掲揚自粛を求められたため、海自が参加を見送った。一方、海自は今年4月の中国での国際観艦式に護衛艦を派遣。今回、その返礼として中国海軍は初参加を決めた。
自衛隊観艦式は3~4年に1度開催し、前回の平成27年は韓国も参加した。今年は中国のほか、米国、英国、インド、カナダ、オーストラリア、シンガポールの計7カ国の艦艇や航空機が参加する。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース