五輪汚職事件の第2のルートとなった出版大手「KADOKAWA」。元専務らの逮捕から8日後、最初の紳士服大手「AOKIホールディングス」ルートと同じく、創業家トップの逮捕にまで発展した。事業の多角化を進めてきた会長の角川歴彦(つぐひこ)容疑者(79)に「賄賂」という認識はあったのか。本人が完全否定する中、容疑者としての調べが始まった。
東京地検特捜部は14日午後になり、角川会長に午後3時に出頭するよう、急きょ要請した。元々はこの日の聴取は予定されておらず、角川会長は夕方以降は別の用事を入れていたが、そのまま逮捕された。
KADOKAWAの元専務・芳原世幸(としゆき)容疑者(64)と五輪担当室長だった馬庭教二容疑者(63)を逮捕したのが6日。特捜部は当初から角川会長の立件を視野に入れ、同日に会長の自宅にも捜索に入っていた。
送金の「裏目的」 立証進めた特捜部
焦点は、KADOKAWAが…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル