武井風花
山形県小国町の飯豊連峰の石転び沢付近で29日午後0時15分ごろ、山地移動訓練などで同県を訪れていた陸上自衛隊真駒内駐屯地(札幌市)所属の男性自衛官7人の一隊に、上部の雪渓から雪の塊などが落ち、3人にぶつかった。うち2人が負傷し、自力で下山できなくなったが、陸自神町駐屯地(同県東根市)の自衛隊ヘリコプターで救助された。
山形県警小国署によると、訓練で飯豊連峰の北股岳に向かって登っていたところ、7人の左手の斜面から石や雪の塊などが落ちてきた。札幌市の35歳と46歳の自衛官2人が足や腰を打撲し、自力下山が難しくなった。同日午後0時半ごろ、他の隊員から119番通報があり、同県の防災ヘリが捜索したが、気流が悪く断念。自衛隊のヘリが出動し、同日午後6時ごろに2人を救助した。他の5人は自力で下山しているところだという。(武井風花)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル