菅義偉官房長官は7日、外国人観光客誘致促進のため、多くのスイートルームを配置した「世界レベル」の高級ホテルを各地で50カ所程度新設する方針を明らかにした。「わが国は世界レベルのホテルが不足している。財政投融資を活用し、日本政策投資銀行による資金援助で全国各地に整備する」と述べた。熊本県益城町で記者団の質問に答えた。
政府は来年の訪日外国人旅行者数4千万人を目標としており、令和12(2030)年までには6千万人とすることを目指している。
また、菅氏は来年夏の東京五輪・パラリンピックを見据え、来年から成田、羽田、関西の各空港で、チェックイン時に顔写真を撮影し、その後の保安検査や搭乗ゲートでパスポートや搭乗券の確認を省略する「顔パス化」を実施すると説明。「世界最先端のストレスフリー環境を実現する」と語った。
スノーリゾートの国際競争力強化に向け、外国語の看板設置や、ゴンドラの大型化・高速化に対して補助金や政府系金融機関の融資で支援する考えも示した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース