ゲームアプリのアカウントの売買サイトで代金を支払ったように装い、売り主からアカウント情報をだまし取ったなどとして警視庁は、大阪府寝屋川市香里本通町の会社員、児島治樹容疑者(27)を詐欺容疑で逮捕し、14日発表した。児島容疑者は容疑を認め、詐取したアカウントは別の売買サイトで転売した、と供述しているという。
渋谷署によると、児島容疑者は2019年6月、売買サイト上で、20代の男性が売り出していたゲームのアカウント情報を25万円で購入すると申し込み、その後、サイトの管理者を装ってこの男性宛てに「代金の支払いが終了した」とするうその内容のメッセージを送信。男性からアカウントのパスワード情報などをだまし取った疑いがある。
このアカウントは、男性が約200万円を投じて課金アイテムを購入するなどしてレベルを上げ、ゲームのステージを進めたものだったという。
児島容疑者は詐取後に、別のサイトで、このアカウント情報を約3万5千円で転売していた。代金が支払われないことを不審に思った男性がサイトの運営会社に問い合わせ、運営会社が署に相談して発覚した。
同容疑者は「2、3年前からアカウントの転売をしていた」などと供述しており、署は他にも十数件、同様の不正を行って約50万円の利益を得たとみている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル